去年あたりからアナウンスされていたグリーンビザ。
ようやく内容がリリースされ、ビザの発行は10月3日から始まるとのこと。いわゆる雇用先を必要としないフリーランスの人たちや高度専門職の人たちが合法的にドバイに住むことができるビザ。その有効期間は5年ということです。ビザ費用はまだ決定されていないようですが、申請資格は具体的に提示されています。
ドバイへの移住を考えている方にとっては、1つの選択肢になるかもしれません。以下、簡単に日本語にまとめてみましたので、気になる方はご覧になってください。
申請資格
・高度専門職者
・投資家(現行の2年から5年に切り替え)
フリーランスの人は、学士号以上の学歴か、それ相応のディプロマを持っていて、UAEのMoHRE(the Ministry of Human Resources and Emiratisation )からの承認が必要。
承認を得るためには、最新の過去2年間の年収が、Dhs360,000(約13,900,000円)以上であることなどが条件。
高度専門職の場合、職種の詳細リストはこちら。
さらに、現企業との契約書、最低月収がDhs16,000(約618,000円)であり、学士号が必要。
グリーンビザのメリット
・グリーンビザ取得者の家族ビザが取りやすい。
・ビザの有効期限が切れても、最長6ヶ月まで滞在できる。
・海外からの申請者には60日間のUAE国内滞在が許され、手続きのための期間がもらえる。
まとめ
簡単にまとめてみましたが、やはり専門技術者や一定の収入といった条件を見ると、優秀な人材(そして、お金持ち)を招致して、それを優遇しようという趣旨が伺えますね(笑)。ただ収入と学歴も条件に入れているところが限定的ですね。書類申請にしては、学士号証明証があればいいわけではなく、英語でなければ英語翻訳や申請者自国の外務省の承認などが必要と考えられ、手続き面からしても時間がかかりそうです。
また、メリット面では、通常の就労ビザでは、有効期限が過ぎると1ヶ月のグレイスピリオドと言われる猶予期間がもらえますが、それを超える滞在はオーバーステイになります。しかし、グリーンビザでは、半年のグレイスピリオド。急いでビザの切り替えや申請をしなくても合法的に滞在できるようなのでメリットといえばメリットですね。
さて、このグリーンビザ、ドバイに移住するためにどれくらいの人が利用できるでしょうか。