ドバイへ行ったら、ぜひ現地の食べ物を食べてみたい!
でも、どんな料理があるんだろう・・・と思う方は多いかもしれません。
ドバイはイスラム圏なので、アラブ料理が食べられています。
ひよこ豆から作る代表的な料理フムスは日本でも人気のメニューですよね。
ところで、アラブ料理は、中東、地中海地方の多くのイスラム圏の食文化が融合したものです。
アラブ料理といっても発祥地が異なったり、ドバイには他のイスラム圏から来たアラブ人が多く住んでいるため、フムスも微妙に違ったりします。
アラブ料理にはいろいろな食べ物がありますが、本記事では、日本人でも食べやすく、スーパーやコンビニで簡単に買えるものをご紹介しています。
コストを抑えつつ現地料理を楽しみたい、という方は、ぜひチェックしてみて下さい。
7位:マナキーシュ
中東のピザと呼ばれるマナキーシュ。
アラビア語で「彫る」という意味で、トッピングを載せるためにパン生地に穴を開けるところから来ているそうです。
中東のスパイス(タイム、スマック、セサミシードを混ぜたもの)を塗って焼いた「ザタール」のほか、チーズやミンチ、ほうれん草や唐辛子などのトッピングもあります。
コスパ抜群 で買い置きも可
伝統的には昼食に食べられるものですが、現代ではその手軽さから朝食から夕食までオールマイティーに食べられています。
しかも、スーパーマーケットなどでは100−150円程度で買えるので、簡単なランチやホテルでの夜食としてもぴったり。
もちっとした食感がたまらない、中東のお惣菜パンともいえるかもしれません。
6位:シャワルマ
ケバブのことをドバイではシャワルマと言い、トルコ語の「回る」という意味からきています。
シャワルマは、ラバシュというアラブ式の薄いパンの上に羊肉のグリルや野菜をのせ、ごまで作る伝統的なタヒニソースをかけて巻いたもの。
アラブ人に愛されている中東風サンドイッチです。
具材はいろいろ
ほかの具材として、フムス(ひよこ豆のペースト)やファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)などもあります。
いろんなレストランや屋台で食べることができますが、マクドナルドでもアラビックメニュー(チキンを巻いたもの)が選べるんですよ♪
スーパーマーケットではいろんなラップが売っていますので、あなたのお好きな具材をみつけてみてはいかがでしょうか。
5位:カラクティー
ヨーロッパとインドとの貿易中継点として栄えてきたドバイでは、インドやパキスタンからもたらされたお茶文化もあります。
ドバイのほか湾岸諸国で飲まれているカラクティーは、ヒンドゥ語で「強い」という意味で、インド人のチャイ(濃くてスパイスが効いたもの)から来ているようです。
このあたりで飲まれているお茶は、酸味のあるブラックティーに甘みとコクのあるコンデンスミルクを使ったシンプルな味といえます。
ストリートからレストランまで
コンビニ、街角のコーヒースタンドで安く買えるものから、ショッピングモールやおしゃれなアラビックカフェ・レストランで飲むことができます。
また、スーパーマーケットでは、お湯をそそぐだけのインスタント・カラク(スティックタイプ)が売っており、ばらまき土産にもオススメですよ。
4位:アラビックコーヒー
15世紀にエチオピアからアラビア半島に伝わったとされるコーヒー。
アラビックコーヒーは浅煎りで、カルダモンのスパイシーな香りとさっぱりした味が特徴です。
このコーヒーには、コーヒーをもてなす人は右手に数個のフィンジャンと呼ばれる小さいカップ、左手にポットを持って半量を注ぐといった伝統的作法があるんですよ。
コーヒー博物館
このアラビックコーヒーのおもてなし習慣は、2015年にユネスコ無形文化遺産として登録されています。
観光ではバスタキア地区にあるコーヒー博物館(https://www.coffeemuseum.ae)に足を運んでみてはいかがでしょうか。
こじんまりとした館内では、コーヒーの歴史をたどりながらアラビックコーヒーとデイツを味わったり、ロースターやコーヒー抽出機の展示やテイスティングもあるそうです。
また、ホテルのロビーでは、ウエルカムドリンクとして無料で飲めることもありますので、見つけたらぜひ利用してみましょう。
3位:デイツ
昔から砂漠を旅するときの携行食として食されてきたドライフルーツのデイツ。
ラマダンでは、断食中に失われた糖分や栄養を素早く補うために断食後に最初に食されたり、アラビックコーヒーのおもてなしとしてもなくてはならない食べ物です。
黒糖や干し柿に似た甘さが特徴で、ビタミンやミネラルがたっぷり含まれています。
デイツ探し
デイツの種類は400以上あると言われており、甘さや食感もいろいろです。
スークやスーパーへ行くとお手頃なものから高価なものまでさまざまなものが量り売りされており、試食をしながら味の違いを体験してみるのも楽しいかもしれません。
食べる以外にもデイツ・シロップといわれる甘味があり、料理やスイーツを作る人はお土産に買ってみてはいかがでしょう。
2位:ハローミチーズ
ハローミチーズはもともとキプロス原産ですが、中東でも広く食べられています。
家畜のミルクが取れなくなる冬期の保存用タンパク源として作られたのが始まりとか。
伝統的には山羊と羊のミルクで作られるそうですが、現代では牛乳も用いられ、塩気に甘いミルクの香りとモチモチの食感が特徴です。
モダンな食べ方
高温でも解けけない特徴があり、グリルや揚げたりすると風味が増します。
グリルしたものをスライスしてサラダに入れたり、サンドイッチ、ハンバーガーなどに挟んで食べます。
ショッピングモールのフードコートやハンバーガーショップを見つけたら、トライしてみましょう。
1位:フムス
アラブを代表する料理、フムス。
語源は、アラビア語の「ひよこ豆」からきており、歴史的には宗教上の理由から、肉類の代わりの貴重なタンパク源とされていました。
ひよこ豆のペーストにニンニクやねり胡麻、オリーブオイルなどを混ぜたもので、ピタパンにつけて食べます。
現代のスーパーフード
伝統的には前菜として食べられますが、クラッカーやバゲットがあればディップとしても美味しいです。
また、フムスは低カロリーで高タンパク、ビタミン、ミネラルも豊富に含んだスーパーフードとして世界中でも人気があるんですよ。
ベジタリアンやダイエッターにも嬉しいメニューですね♪
さいごに
ローカルフードは、先人の知恵と歴史がいっぱい詰まった食べ物です。
現代のようにいろいろな食材や料理法がなかった時代でも、栄養価に優れた美味しい食食事が作られ、それらは時代を超えてずっと人々に愛されてきたのです。
そして、異文化に暮らす私たちにすれば、それらを食べることで現地文化に触れる良いチャンスとなるでしょう。
みなさんのドバイ旅行が楽しい思い出になりますように!